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絵を聴く保育を実践!絵で知育!子どもの絵が生き生きした絵になる方法【おすすめ画材と描き方】

子どもの絵や感性を伸ばしてあげたい方におすすめの方法が[絵を聴く保育]です。

え?絵を聴く?描くじゃないの?と思われる方も居るかもしれませんが、[聴く]でokです。

一部の保育園や幼稚園でも取り入れられている[絵を聴く保育]は、子どもの自己肯定感を高めたり、感性を伸ばしたり、親子のコミュニケーションとしてもおすすめです。

特に難しい事も無く、特別な道具も必要ありません。ただ、絵を聴く!これだけです。

保育園児がスゴイ絵を描く[絵を活用した保育実践]

[絵を聴く保育]を実践している保育園に通う子どもさんが描いた絵がこちらです。

生き生きと伸びている「モチモチの木」が月あかりで光ってる場面を描いた5歳の子どもさんの作品です。

この保育園、実はどの生徒もみんな同じように生き生きとした絵を描いています。

こちらは年長さんの絵。はじめて絵の具を使いながら描いた絵だそう。

どちらの絵もすごく素敵で、はじめて見たときにとても感動しました。

もちろん自分の子どもの絵もとっても素敵だと思っています。でもこの2枚の絵を見て、自分の子どもが描いている絵とは少し違う。と感じました。

なんといっても、生き生きとしていて、楽しさ、ストーリーが浮かんでくるかんじがします。

どうしたらこんな絵を描けるようになるんだろう?そう思い、中山ももこさんの[絵を聴く保育]のワークショップを受けました。

中山ももこさんの[絵を聴く保育]

絵は知育に有効!子どもの絵の発達過程と声かけ例

初めは手遊びだったお絵かきが、やがて好きな物を描き、人や背景、ストーリーが展開されるようになります。

年齢と発達を知っておくことで、その時期に合わせた声かけが可能です。

1才頃擦画期
紙に色をこすりつけたり、手についたものをこすりつけ
感触を楽しんだり痕跡を見て楽しむ時期です。
止めたり取り上げたりせず、自由に画材で遊べる環境を整えましょう。

『点々楽しいね』と一緒になって遊ぶのもおすすめです。
2歳頃錯画期
殴り書き、ペンを押しつけて点を描くことからスタートし、
線を描いたり、丸を描きはじめます。たくさんの丸を描くことも。
ペン先が潰れてしまったり、机などに落書きしたりとトラブルが多い時期。紙はどんどん使って描かせてあげましょう。

『まるまる・ぐるぐる』など擬音語を使って言葉遊びをしながら。
3歳頃象徴期
単純な形と色を、顏や、みかんやリンゴなどに見立てて描きはじめます。
頭から手足が出ている[頭足人]などもこの時期特有の絵です。
大きさの釣り合いなどが取れていない場合もありますが、批判せずに。

『これはりんごかな?美味しそうだね』と声をかけ子どもに話をさせてあげて。
4歳頃カタログ期
好きなものを描けるようになり、カタログのように並べて描かれます。
この時期に子どもと対話しながら絵を描くことで、背景やストーリーが出てくる様になります。
親が子どもの絵に興味や共感をもって質問し、子どもの話を聞き、子どもがたくさん描きたくなるように促していくことが大切です。

『この猫はおさんぽしてるのかな?この間公園で猫を見たね』など生活の中で体験した事などを出しながら、イメージを膨らませられるよう声かけして、子どもの話を聴いてみてください。
5歳以降図式期
背景やストーリー、関係性が絵に表れてきます。
絵が上達してくると、遠近感や立体感もでてきます。

思うように描けない事も多くなりますが、『ここがリアルに描けているね』『迫力があるね』など具体的な部分を褒めつつ、子どもの描きたい世界の話を聴きましょう。

絵が知育になる理由

子どもは、写真や風景をよく見て絵を描いているわけではありません。見ながら描くというのができるのは7歳頃からと言われています。

それまでの子どもが描くのは心の中にあるイメージです。4歳頃から徐々に背景やストーリーが産まれていきます。

ストーリーをイメージする時に必要なのが想像力。「想像」は脳の前頭葉を使う為、前頭葉の発達を促す事が絵でできるということなんですね。

前頭葉は想像力以外にも、思考力・感情のコントロール・意思決定・集中力・注意力・実行力・デュアルタスク・判断力・記憶・コミュニケーション等様々な働きをしている部分です。

4歳頃が絵を描くのに大切な時期です。

絵からストーリーが産まれる4歳頃が想像力を発達させるのに大切な時期。この時期には特に、絵の話を聴きながらたくさん描かせてあげて欲しいなと思います。

もちろん5歳以降であっても、声かけをして想像力をを伸ばしてあげると絵がぐっと変わってきます。

絵は子どもの発達や、心理を見ることができる[心のレントゲン]

年齢に応じた声かけで、自分の表現を認めて貰うことは子どもの自己肯定感にも役立ちます。何より、自分の世界を表現することが出来るって素敵なこと。

声かけをしながら子どもと絵を楽しむことで、心理面でも落ち着きが出てきました。

絵で子どもとコミュニケーション!絵を聴く声かけを実践してみた。

子どもの絵を見てどんな声かけをしていますか?

「上手だね!」と褒めることも多いと思いますが、上手と褒めるだけでは絵は育っていきません。

わたしが[絵を聴く保育]を読み、はじめてやってみた声かけはこんなかんじでした。

  • こないだ海に行ったね!
  • 蟹がいたね。

その言葉を伝えると、子どもは「あ、そうだった!」と思い出したようで、そこから色んなキーワードが出てきました。

  • 晴れていたのに急に雨が降ってきた
  • 車で行った
  • 家族ででかけたけれど、途中で友達に会った

イメージが膨らむと、その様子をもっと描きたいと思った様子。夢中で手を動かしはじめました。

これまで、自分の好きな物=恐竜や虫など しか描かなかった息子の絵に、家族や友達、絵の背景が登場しはじめました。

絵を描いて、見せてもらって、褒める。だけだった頃と比べて、生き生きとした絵に変わっていきました。

子どもの絵が上手になる!おすすめの道具・画材

子どもの絵を伸ばしてあげたい!描きたいときにすぐ描けて、服や家が汚れないようにしたいですよね。
親も子どももストレスなく描く為には、画材の知識も大切です。

子どもが自由に絵を描く為に!一番おすすめなのは画板

はみ出してもokだから事前準備も必要ありません。紙は紙屋さんで安価な紙を大量買い。スケッチブックや画用紙よりも大きい為、子どもも描きやすそうでした。

線はマーカーで描く!おすすめはプロッキー

絵の具を使う場合は顔料インクのモノがおすすめ。油性のマッキーは裏移りするのでおすすめできません。

絵の具は固形絵の具を使う

チューブタイプの絵の具より扱いが簡単で、優しい色合いが特徴の固形絵の具がおすすめです。

水彩絵の具なので汚れも落としやすいです。

子どもと一緒に絵を聴きながら、絵を描く時のポイント

道具と同様、絵を描く時にもポイントがあります。このポイントをおさえればまとまりのある絵が描けます。

ポイントをおさえる事で、グチャグチャになってしまったり、色が思うように塗れずに子どもがショックを受けることなく最後まで描き上げやすくなります。

もちろん、失敗することもたくさんあると思います。絵の具を使った[作品]を作る場合には、下書きを鉛筆でしてからマーカーでペン入れする等、手順を知る事も大切です。

絵を描く順番を守れば仕上がりが良くなる!

①線画(下書きをする場合は鉛筆、その後太めのマーカーで)

②広い面を絵の具で塗る

③細かい部分を色鉛筆で塗る

この順番で描けばグチャグチャになることなく描き上げる事ができます。

親が絵を誘導しない

子どもが空をピンクで塗っても、ウマの足が6本あっても、親が誘導したり、手を出したりせず見守ってあげましょう。

ピンクなのは夕方なのかな?など声をかけるチャンスです!

間違った声かけや誘導で絵に苦手意識を持ってしまうと、絵の発達は止まってしまいます。

画材は太い物、紙は大きい物を選ぶ

子ども自身も手で持ちやすく、描きやすい、画材も紙も大きなものがおすすめです。

線が太い部分と迫力が出てコントラストができるので絵がまとまりやすいです。

主線は1色で描く

使用するマーカーは黒や青などの1色を使います。色を限定することで、絵にまとまりができます。

モノの形を面で描くタイプの子どもさんにはクレヨンや速乾性のあるマーカーがおすすめです。

絵の具は混ぜず単色で

絵の具はそのままの色で使うことで発色が良い絵になります。

子どもと一緒に絵を楽しむこと、それが[絵を聴く保育]です。

子どもの絵が大好きです。描いた絵を大切な思い出として残すためのアイデアもご紹介しています。

中山ももこさんの著書、[絵を聴く保育]おすすめです。